日時:平成24年6月7日
場所:TNB交流プラザ(電力ビルバス停前)*大和證券仙台ビル10F
講演:株式会社オイルプラントナトリ 常務取締役 星野 豊氏
「東日本大震災で実践できたBCP(事業継続計画)」
~想定外を乗り越えたBCPの軌跡~
災害大国日本。災害に備えてBCP(Business Continuity Plan:緊急時企業存続計画または事業継続計画)を導入することは、あらゆる企業にとって重要なことです。緊急事態に遭遇した時にBCPが有効であることは、米国での2001年9.11同時多発テロの時に実証され、国内でも自然災害発生時に実際に役に立った例がこの被災地宮城でも報告されております。名取市の「オイルプラントナトリ」。海岸近くにある廃油や廃プラスチックの再処理工場は、タンク15基の3分の2が流失しプラント建屋も破壊されました。廃油回収業務は震災後約1週間で再開。3月19日には残ったタンク車と設備で工場廃水の中和処理も始められました。仙台空港の北2キロに位置し甚大な被害を受け、2つある工場はどちらも津波にのみ込まれ、事業の生命線とも言える機材は海水に浸り、貯蔵タンクやドラム缶は数キロ先まで流される壊滅的な被害。しかしながらなぜ翌週には事業を一部復旧・再開できたのか。大震災でBCPを実践し事業継続の有効性を高める為に再認識された事や学んだことをご紹介致します。BCPを導入することは、リスクマネジメントがしっかりした企業との評価に繋がり、企業価値を向上させます。緊急事態に遭遇したときに、取引先や地域社会、従業員とその家族に対して何ができるかを考え、摺り合わせておくことが企業の信頼性を高めます。
参加のお申込みは6月度トークインサロンのご案内をご覧ください。